私たちは東京都東久留米市の農場で切り花や野菜を育てているTaneniwa Farmです。
私たちの農業のテーマは「余計な事をしない」
農薬や肥料、そして暖房などを使わず、自然の力をそのまま利用したリジェネラティブ農業(環境再生型農業)を目指しています。農園の敷地にはたくさんの木々や落ち葉、草が生きています。自然の力は本来、人間が手を入れなくても自然に循環するようにできています。しかし、人間が必要以上に、そして効率良く農産物を得るために機械や肥料、農薬などを使うようになりました。
今となっては耕す農業、農薬や肥料を使い、勝手に生えてくる草は除草するのが当たり前となりました。しかし実はそのような農業をやるようになったのは近代社会からで、人間の歴史の中ではほんの最近なのです。
人間は効率よくたくさんの農作物を収穫することが、人間の発展のために良いと思って取り組んできました。しかし、自然と分離された私たちの暮らしは、本来の豊かさを失いました。そして、自然と分離された社会によって、じわじわと地球の環境を悪くしていってしまっていることが知られるようになりました。
地球の中で農地を預かっている者としての役割は、自然な形から生み出された農作物を、環境に負荷のない形で作り、そしてその土地を豊かにして守り続けることにあると思っています。
そして、すっかり自然と分離されてしまった私たちの暮らしを、また自然と繋げていく役割があると思っています。
食べること、そして綺麗な花を愛でること。
私たちタネニハファームは、自分たちのできる限りで皆さんに感じてもらう活動を続けていきます。
私たちの農産物は、先取りしない旬のものです。日本の美しい季節を感じながら皆さん暮らしが豊かになることを願っています。